家事の中でも洗濯はほぼ毎日の仕事。しかし、そんな洗濯機の内部はというと・・・
洗濯槽の裏側、見えないからといって掃除していない方は要注意です!
家事アイテムとして洗濯機は今の時代なくてはならない機械であり、ほぼ毎日頑張って働いてくれているでしょう。 そんな大活躍の洗濯機の掃除、あなたはしてますか? 「洗濯洗剤を使用しているし、そんなに洗濯機って掃除しなくても綺麗だよ!」と思っていませんか?
しかし、一見キレイと思っても掃除をしないでいると、洗濯槽の裏側に「黒カビのような垢」がびっしり張り付いているのです。
これは洗濯機の構造上仕方のないことなので、うちは大丈夫ということはほぼないのです。
他の家事で忙しい中、せっかく大量に洗濯したのに汚れが再付着すれば、嫌な臭いの元にもなるので無意味になってしまいます。
だから、洗濯機は定期的にお掃除をし、家事(洗濯)を代行してくれる洗濯機を労わってあげましょう。
家事の一つである洗濯が気持ちよくできるよう、定期的な洗濯槽の掃除は必須と心得ておきましょう。
家事の知恵(1)なぜできる?洗濯槽の「黒カビのようなもの」
洗濯洗剤の洗浄効果で、洗濯機の内部もキレイに洗われていると思いがちですが、そうではありません。
特に洗濯槽の裏側には、溶け残った洗剤や石けんカスに垢や泥などがこびりついたゴミのようなものが溜まってしまい、それがこびりつきやすい場所なのです。
しかも表に出ていない分、湿度が高いところとなり、そうしてカビ(黒カビ)が発生しやすい場所と化すのです。
そのようなカビが発生しやすい洗濯槽の裏側を掃除せずに放置していると、黒っぽい垢の塊のようなものが剥がれてきて、洗濯物に付着してしまいます。また乾いてから「この黒い破片みたいなものは何だろう?」と気持ち悪い思いをすることになれば、忙しい家事仕事の合間にやった洗濯も浮かばれませんね。
ですから、定期的に洗濯槽の裏側の掃除をしていきましよう。
洗濯機の掃除も、家事仕事の一つとして「毎月第一日曜日にはやる!」などというように決めてみてはいかがでしょうか。
家事の知恵(2)洗濯槽の掃除はいつ?どうやってやる?
洗濯頻度や洗濯の量にもよりますが、平均では月に1度、洗濯機を使わない時間帯(夕方~夜にかけて)に行うと良いでしょう。
洗濯槽の掃除に使う洗剤は、洗浄作用の優しいものから強力なものまで幅広くあります。専用の洗濯槽クリーナーを使うのが一番早いですが、わざわざ買いに行かなくても、シニアの家事の知恵がおすすめするのが『液体の酸素系漂白剤』です。
例えばキッチンブリーチやハイターなどがご自宅にあれば、それを使って洗濯槽の掃除ができてしまうということです。(※市販の洗濯槽クリーナーのほとんどが、酸素系漂白剤を含んでいる)
家事代行でもキッチン用の液体酸素系漂白剤はいろいろな場面で良い仕事をしてくれるので、大変便利な家事アイテムのひとつです。安売りの時に買いだめしておくのも賢い方法でしょう。
※漂白剤の種類
塩素系(洗浄作用:強)・酸素系粉末(中)・酸素系液体(弱)
洗浄力の強度順では、上記のとおりで入っている成分が異なります。
塩素系は強力で、洗濯槽の錆を招いてしまうこともあるので、必要以上に強いものを選ばず、洗濯槽をスッキリさせることに関しては「酸素系液体」を使用しましょう。
家事の知恵(3)洗濯機の垢、掃除方法
【準備するもの】
・液体の酸素系漂白剤 500ミリリットル(空ペットボトルで計量すると楽です)
・使い古した歯ブラシ・掃除機・雑巾タオルなど
・お湯(40℃~50℃が適温。お風呂の残り湯を温めて使うと経済的でしかも便利)
・ゴミすくいネット(風呂用で使用しているものがあればそれで構いません)
STEP1.洗濯機の内側の細かい部分の掃除
湿気が多い場所なので、洗濯槽まわりやフタなどに付着しているゴミなどを古い歯ブラシや先の細い掃除機、雑巾等で取っていきます。家事の知恵では、せっかくきれいにした洗濯槽にゴミが落ちてしまってはもったいないので、一番先にこの作業をやってしまうことをおすすめします。
STEP2.洗濯機にお湯と酸素系漂白剤を入れる
洗濯機に水ではなく「お湯」を限界の量まで入れ、同時に酸素系漂白剤(500ml)を一気に入れます。また界面活性剤の役割を果たす粉石けん(50g)も溶かして同時に入れます。洗濯層の隙間やこびりついたカビなどに浸透し、酸素系漂白剤の効果をより発揮しやすくしてくれるのです。 水ではなく熱めのお湯を使うのは、酸素系漂白剤はお湯の方が活性化するためです。洗濯機の耐熱温度もあるので、40~50℃くらいのお湯が最適。(シニアの家事の知恵では、お風呂の残り湯を追い炊きなどで熱めにしてから使うことをおすすめします)
STEP3.洗濯機を3~5分ほどまわす
STEP2で洗濯機が自動的に給水を止めてしまっても、限界までお湯を足します。そうしたら洗濯機を3~5分ほど回して酸素系漂白剤を洗濯槽の隅々まで行き届くようにします。
STEP4.3時間~ひと晩程度浸け置きする
お湯と漂白剤で、洗濯槽を浸け置き放置すると、洗濯槽の裏側にこびりついていた汚れが剥がれ浮きあがってきます。 浮いているゴミは丁寧にすくい取りましょう。浸け置き過ぎは洗濯機を傷める可能性もあるので気をつけてください。
STEP5.全自動洗濯フルコースで1回まわす(洗濯物入れないで)
洗濯槽裏側から剥がれてきた垢などのゴミや、剥がれかけのものもしっかり掃除するために、「洗い」から「脱水」までフルコースで回します。
また、全自動洗濯機の機能に「布団や毛布などを洗えるモード」が付いている場合は、それで洗濯機を回すと良いでしょう。
なぜかというと、カビが発生している洗濯機の内槽と外槽の間の部分をきれいにするには、パルセーターを回転させるのではなく、洗濯機の内槽を回転させる洗いが最適で、標準洗いではパルセーターが回転するのに対し、布団洗いモードは内槽を回転させて洗う仕組みになっているからです。布団洗いモードがある場合は、ぜひそれで洗濯機を回してみてください。
そのとき、浮き出てきたカビなどが再び洗濯槽の裏側に戻ってしまわないように、糸くずフィルターは取り外し、ゴミ取りネットなどで浮いてきた汚れをすくい取りましょう。
STEP6.洗濯槽を乾拭きし、蓋をあけてしっかり乾燥させる
乾いた雑巾で洗濯槽の水滴や、排水されなかった汚れのかけらがなくなるまできっちり拭きこれで洗濯機の掃除は完了です。あとは洗濯機の蓋を開けたままにして完了になります。
※洗濯機のフタは「閉めておく方がゴミが入らないから良い!」という方も中にはいますが、シニアの家事の知恵では洗濯機のフタは閉めずに、開けっ放しにしてしっかり乾燥させておくことをおすすめします。
ご自分で洗濯や炊事などの家事仕事をしている時間がないなど、誰かに代行して欲しいという方はこちらが大変お役立ちいただけます。お気軽にご利用ください。
・シニアの家事代行・家政婦サービス
その他、家事についてのお役立ち情報はこちらをごらんください。
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