猫を飼われている方なら、外に自由に出すのか、家の中だけで飼うかは迷うところではないでしょうか?
猫のことを思うと、自由に外で日光浴をしたり、木々の間を散策したり、外でのさまざまな発見を楽しめるからと外に出してあげたいところだと思います。
しかし、寒い冬が終わり暖かい春頃になると雑草が育ち、草むしりをしている時間がない場合などや公共の場などの広い敷地などは除草剤を撒いてあるところが往々にしてあります。
そこで、外に猫を出していることによる心配や危険から守るために、除草剤や農薬の怖さを知っておいていただきたいと思います。
除草剤の恐怖!猫をどう守るか?
今では一般家庭でも草むしりをする代わりに、市販されている除草剤を撒くことが普通のことになってきました。
広範囲に除草剤を撒いたというお知らせや回覧板などで知らせてもらえる場合は、猫をなるべく外に出さないようにすることで除草剤から守れるのでまだ良いです。
しかし、個人的に庭や畑で除草剤を大量に撒いたという場合は、ご近所の口コミしか「どこで除草剤が撒かれたのか?」という情報を知ることができません。
そのように除草剤が撒かれている環境と知らず、猫が万が一その草を食べてしまったら・・・と考えただけでも恐ろしいことです。余談ですが、実際筆者の飼っている猫も除草剤か殺鼠剤のような毒薬を食べたことにより生死をさまよった経験があります。
除草剤や農薬が付いている草を猫が直接口にしない場合でも、手足に付いたものを舐めることで体内に入ってしまいます。
特にネコは体内に入った毛玉を吐き、胃腸を整えるために、好んで草を口にします。
だから、せめて除草剤が撒いてあると分る範囲では、なるべく猫を外出させないようにしたいものです。
それでもやはり猫は自由気まま、一日中見張っていることなどできません。ですから、外出から帰ってきたネコの具合が悪そうで、繰り返し何度も吐いてしまうときは、除草剤や農薬などによる急性薬物中毒の可能性が大いにあるといえます。
放っておいて、除草剤などの薬物で急性腎不全になる可能性もあるので、猫の様子がおかしいと思ったら直ちに獣医さんに連れていくことを強くおすすめします。
猫の除草剤中毒の症状
猫が除草剤がついた草を食べてしまうと起こるひどい中毒症です。
症状は、激しい下痢・嘔吐(酷い場合は吐血)が起こり、血便が見られ呼吸困難を起こし死に至る場合もあります。原因は、砒素という成分を含む除草剤を撒布した草を舐めたり食べたりする事が原因だそうです。
簡単に言うと、除草剤や農薬などの薬物が猫の体内に入り、異変に気づくのが遅れると、薬物で猫の内臓は焼けて溶けてしまうような状態になり、血を吐き生死にかかわります。
最後にもう一度言いますが、除草剤が撒かれる時期には、外出から帰ってきた猫の様子がおかしくないか?毎回きちんと確認してください。
例え除草剤や農薬を舐めてしまったとしても、早い段階で家族が気が付けば、獣医さんに解毒剤を打ってもらうなどの処置が施せるので、回復する可能性がそれだけ高くなるのですから。
除草剤を使いたくない!でも草取りをしなければ!という方はこちらをご利用ください。
・除草剤の代わりになるもの