訪問介護を受けたいのに、要介護認定で該当しなかった場合についてご紹介します。

訪問介護・要介護認定で該当しなかったら・郡山シルバー人材事業

訪問介護を利用したいが、要介護認定で該当しなかった場合

訪問介護・要介護認定で該当しなかったら

訪問介護などの介護サービスを介護保険を利用して受けたいと思った場合は、「要介護認定」を受けます。 しかし、要介護認定を受けて、要介護も要支援も必要ないとされた場合はどうしたらいいのでしょうか?

その場合は、もちろん介護保険からの訪問介護サービスは受けることができません。
しかし、それでも受けられる介護サービスがあるとすれば、市町村の地域支援事業の介護予防サービスなどがあります。

地域支援事業の「介護予防サービス」

地域支援事業の「介護予防サービス」は対象者によって2種類に分かれています。

(1)一般の高齢者が対象
介護予防の基本的な知識を普及するために、パンフレットの配布や講演会の開催などを行っています。
(2)特定の高齢者が対象
健康診査の結果をもとに、地域包括支援センターが「要介護」または「要支援」になる可能性の高い高齢者を選定します。
利用方法
対象者は地域包括支援センターと相談の上、計画にそってサービスを利用することができます。
サービス内容
栄養改善、運動、口腔ケア、閉じこもり、うつ、認知症の予防支援など、さまざまなサ-ビスを高齢者に提供します。

介護の認定がされなかった方や要介護や要支援予防に:地域支援事業

市町村による地域支援事業は、平成18年度から始まりました。 地域支援事業は、要介護認定で「要支援」や「要介護」になるおそれのある高齢者に対して、介護予防のためのサービスを提供しています。

地域支援事業とは市町村で行うもので、介護給付・予防給付とは別に、介護保険の被保険者が要介護状態になることを予防し、要介護状態等になった場合も住み慣れた地域でできるだけ自立した生活が送れるように実施していくといったものです。

地域支援事業3つの柱
(1)介護予防事業 (2)包括的支援事業 (3)任意事業

そのなかでも(1)の介護予防事業を中心にご紹介します。

介護予防事業とは

地域支援事業の3つの柱の一つである「介護予防事業」は、要介護認定で要介護や要支援になる前に、介護を予防するために設けられた事業の一つであり、2つの施策があります。

一般高齢者介護予防施策・介護保険外のサービス

(対象)
全高齢者を対象にしています
(内容)
「介護予防に関する情報の提供」「ボランティアの育成や支援」「介護予防のための活動の支援」「地域で介護予防の重要性を共有できる環境整備」などを行います。

特例高齢者介護予防施策・介護保険外のサービス

(対象)
要支援、要介護となる可能性の高い高齢者
(内容)
「特定高齢者を把握するための事業」「把握した特定高齢者を対象に、介護予防ケアプランに沿った通所型・訪問型介護予防事業」などを行います。

通所型介護予防事業と訪問介護予防事業

要介護や要支援に近い状態であるのに、要介護認定で該当しなかった方を対象とする介護予防事業、その中でも「特定高齢者施策」で行われる内容は次のとおりです。

通所型介護予防事業・介護保険外のサービス

通所型介護予防事業は、要支援予備軍である特定高齢者になった方を対象にしています。
特定高齢者が通所によって、生活機能の向上ができるように、介護予防プログラムに沿った内容のサービスに取り組む事業です。
介護予防プログラムの内容は、運動器の機能向上事業、栄養改善事業、口腔機能の 向上事業をします。

訪問介護予防事業・介護保険外のサービス

訪問介護予防事業は、認知症や閉じこもり、うつなどの恐れがある特定高齢者を対象にしています。
保健師等が特定高齢者のお宅に訪問し、「閉じこもり予防」「うつ予防」「認知症予防」などを主とした、必要な指導・相談などを行います。

※要介護認定で該当する、訪問介護サービスでは実際に身体のお世話などしてもらえますが、訪問介護予防事業では、指導や相談などに限られます。
しかし、要介護認定で該当せず、実際には身体のサポートや食事の支度、掃除など、利用したいという方は多いのも現実です。

訪問介護にあたって

訪問介護にあたって - 郡山市シルバー人材シニア事業

高齢者の方は特に介護が必要になると、どうしても生活範囲が狭くなってしまいがちです。
しかし、 動かずにじっとしていると、身体機能が衰えるばかりか、生きる意欲さえも低下してしまう恐れが あり、認知症やうつなどを発症してしまう可能性もでてきます。

逆に、高齢者が「何かしたい」「これをやらなければ」などといった目的を持ち、自分から進んで行動できると、動作にも自立度が高まります。
それと同時に行動範囲が広がることで、他人とのコミュニケーションの機会が増え、再びいろんな刺激が得られるようになっていきます。

通所型介護でも、訪問介護でも、人とかかわることには変わりはないでしょう。
しかし、要介護認定で該当せずに家でひとり閉じこもりぎみになったりしていた場合は要注意です。
そういったときには、介護保険外で使える、訪問介護サービスを利用することをおすすめします。
高齢者の身の回りの介護から、掃除、食事の支度、買い物など、高齢者やそのご家族をサポートします。

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