「遺品」としてどういうものを残したいか？話し合う

まず遺品整理する前に、ご遺族の方は故人が生前使用されていた物の中から「遺品」として何を残すかを整理して考えなければいけません。

なぜなら。遺品整理業者に依頼する場合でも、ご自分で遺品整理する場合でも、遺品として何を残すかには、ご遺族にしか分からない故人への想いによって残すと判断される物が異なるためです。

「全て遺品整理業者へお任せ」といった状態にしてしまうと、遺品整理業者による基準で「遺品」と「処分品」の判別を行うようになるのが一般的です。
しかし、その場合は、遺族の故人への想いと一致しない部分も多かれ少なかれ出てくるでしょう。

そうならないためにも、本当に全てお任せにしてしまっていいのか？それとも「こういうものだけは遺品に残したい」という意思を、遺品整理する前に話し合っておくのが良いでしょう。

「遺品」に残したいものを具体的にピックアップ

次に、「遺品」として残しておきたいものをできるだけ具体的にピックアップしておくとよいでしょう。
遺品整理の当日に一つ一つ確認を取りながら行うのは、非常に作業効率が悪くなります。

ですから、できるだけ具体的にしておくことで、遺品整理の作業をスムーズに進めることができます。

ご自分で遺品整理される場合でも、業者に依頼する場合でも、具体的にピックアップしておくことはおすすめです。

業者に頼む場合は「遺品」にのこしたいものを紙に書いて渡す！

「遺品」として何を残したいかについては、業者に明確に伝えるために、メモなど紙に書いて渡しておくことをおすすめします。

たとえば、ご遺族の方が見つけることが出来なかった遺品なども、遺品整理業者が分別していくうちに、「これは・・・」といった遺品をみつけることがあります。

ある程度、遺品整理に関して経験のある人材でしたら、一般的にどこにどんなものがしまわれているか？などは予想できるといいます。

信頼して遺品整理を任せることが出来る業者であれば、当日は現場に終日いる必要はありません。しかし、遺品整理の現場の最終確認は業者とご遺族の方が一緒に確認することは望ましいです。

ご遺族が立ち会わない場合は、時間内に終わらせることを優先し、「遺品整理」の分別作業が適当になるところもあるようなので、遺品整理業者を選ぶ際にも慎重に判断しましょう。