「在宅介護・訪問介護」と「施設介護」どちらを選ぶ?

介護が必要な方やそのご家族にとっては、「在宅介護と施設介護のどちらがいいのか?」という問題に直面します。 そこで、在宅介護と施設介護で迷われている方のために、それぞれのメリット・デメリットをもとにポイントをまとめました。

訪問介護・在宅介護の場合

訪問介護や在宅介護というと、どうしてもご家族の負担が大きいイメージがあります。

しかし、訪問介護や在宅介護の最大のメリットは、要介護者が住み慣れた家と環境の中で介護が受けられるということです。

ずっとご自宅での介護の場合もありますが、デイサービスやショートステイなどのサービスを上手に組み合わせれば、在宅での介護も十分可能でしょう。

しかし、特にご家族だけで行う在宅介護では、人手不足というのがデメリットにあげられます。
核家族化が進んでいるため、介護するご家族が一人しかいないなどという場合も少なくありません。要介護度数が上がるほど、在宅介護ではご家族の負担は重くなっていきます。

そのため、ご家族の介護のために仕事を辞めざるを得ないという場合も珍しい話ではありません。また、介護する側のご家族も高齢であったりすると、高齢者を高齢者が介護するという「老老介護」になることもあります。

そうすると、介護する側が体力的にも精神的にも、かなりの負担になり、両者とも共倒れになるといったケースも現実には起きています。

施設介護の場合

施設介護の最大のメリットは、基本的に24時間365日介護が受けられるため、ご家族の負担が少ないことです。

在宅介護の場合、ご家族はそもそも介護の専門家ではないため、プロのような介護ができなかったり、感情的になったりすることもあります。

しかし施設介護の場合は、施設に入所できれば介護のプロがお世話してくれるので、介護を受ける方にとっても安心できるのではないでしょうか。

特に、介護といっても認知症の場合はひとりひとりに合わせた専門的なケアが必要です。 在宅介護するより施設に入所したほうが、問題行動などが減るといわれています。

ただ、日本ではまだ「親の面倒は子が見るもの」という考え方も定着している部分が強いので、介護施設に入所させてしまうことは、あまり良くないといったイメージを持つ人も多いようです。

実際、親族や周囲の人に「あの家は親を施設に入れている」とか「あの家の嫁は姑を施設に預けっぱなしにしている」などと言う噂などをたてられたりすると、施設に介護をお願いすることに引け目を感じてしまい、在宅介護でご家族に多大な負担がかかってしまう場合も多くみられます。

施設介護を利用するためには、このような施設介護に預けることへの周りの声や偏見などを気にせずに、自分たち家族にとって何が重要かを中心に考えることがポイントとなります。

また、施設介護でのデメリットは在宅介護よりも費用がかかることもあげられます。 すですから、施設介護を長期間に渡って利用する場合は、事前に資金の計画が必要になるでしょう。

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