介護食、3つの基本でおいしく楽しく!

これで大丈夫!介護食を上手につくる3つのコツ

楽しく健康的な暮らしには充実した食生活が欠かせません。
しかし高齢になると噛む力が弱くなったり、日々の運動不足などにより、食欲が低下して簡単な食事で終わらせてしまう事が多くなっていきます。

それでは、十分な栄養がとれず、「低栄養」状態に・・・。
低栄養は筋力や体力の衰えに繋がっていきますので規則正しく栄養バランスのとれた食事が必要になってきます。

ここでは、そんな高齢者の方々をサポートする介護食についての基本を3つにまとめて、分かりやすくご紹介します。

介護食の基本3原則

多くの種類の食材を使おう!
食事を作る時にまず気をつけたいのは、なるべく多くの食材を使うということです。
主食・主菜・副菜を揃え、栄養が偏らないようにしましょう。
一般的には1日30品目を目安にとれると理想的と言われていますが、作る方の負担にならないように、「なるべく多く」を意識して作ってみると良いでしょう。
タンパク質は積極的に!
タンパク質は、骨や筋肉をつくるもとになる大事な栄養素なので、特に高齢者の介護食には欠かせません。
運動量の少ない高齢者でも、若者と同じ量を摂取する必要があります。毎日、主菜として、魚・肉・卵・大豆などをとるようにしましょう。
食事は1日3回、規則正しい時間で!
毎日、規則正しい時間に食事をとることで、生活や体のリズムが整えられます。
しかし、食欲のない時もありますよね?そんな時は無理をせずに、軽食(おやつなど)に変えてみるか、少しずつ何回かに分けて食べるようにしてみると良いでしょう。
本当に食べたくない時に無理をすると、ストレスの原因となります。介護食を提供する側も、食べる側も食事の時間自体がつらくなります。
お互いにいいことは何もありませんよね?食事は、介護される方の体調を見ながら、ゆったりと食べられる環境をつくってあげましょう。

工夫ひとつでストレスレスな介護食

毎日の食事は、暮らしにハリを与え、生きがいにも繋がる大切なもの。

介護食だからといって家族とは別の献立にすると、介護される側が疎外感を感じてしまい、食事が楽しいものではなくなってしまいます。みんなと同じ献立が良いでしょう。

ミキサー食やきざみ食などにする必要があっても、一度本人に見せてから、「食べやすくするからね。」などの声掛けをして加工してあげると、何を食べているのかよく分かるし、疎外感なく食事をしてもらえると思います。

また、食べる能力が弱くなってきた高齢者の方は、若者と同じものを食べることが難しくなってきます。

食べ物を噛む力が弱い場合には、やわらかくて噛み切りやすい食事を、食べ物を飲み込む力が弱い場合にはやわらかくてとろみのついた食事を作るなど、いろいろな工夫が必要です。

介護食って本当に大変!など、ストレスに感じる方もいらっしゃるでしょう。そんな時は訪問介護を利用してみるのも一つの案だと思います。

大変だと思われる介護食も、一人で気負わずに、訪問介護のスタッフと一緒にいろいろ工夫することで、作る側と食べる側、双方の隔たりを無くし、より楽しいものに感じられるでしょう。

介護食になったからといって気負わずに、今まで通り、家族で楽しい食卓を囲めるといいですね。

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